個人信用情報とは
◎個人信用情報とは…
個人信用情報とは、氏名、住所、電話番号と、クレジットやローンの契約内容や支払い状況などの取引履歴を言います。個人情報と言えば、氏名、住所、電話番号です。これらの個人情報に信用情報を合わせたものが個人信用情報で、これまでのクレジットやローンの契約内容や支払い状況で信用度を判断するしくみになっています。クレジット契約の際、クレジット会社は、顧客の属性より3Cを審査します。3Cとは、顧客の支払う意思、支払い能力、自己管理能力です。顧客に支払う意思があるかどうか、顧客に支払い能力があるかどうか、返済における自己管理能力があるかどうかといった審査を、個人信用情報から判定するのです。
◎こんな情報が登録されています!
・基本情報…氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号など…
・契約内容…契約日、種類、商品名、支払回数、契約限度額、契約終了予定日、契約終了日
・支払状況…残債額、入金履歴、延滞履歴、保証履行の有無と発生日、破産の有無と発生日、契約条件変更の有無と発生日、延滞解消の有無と解消日、完済状況
・利用記録…加盟会員(クレジット会社等)が照会した事実を表す情報で、利用日、利用目的、利用会社名などが記録されています。
◎個人信用情報の保有期間は?
・基本情報:最終記録年月より2.5年以内
・契約内容:登録日より6カ月間
・支払状況:契約期間中および取引終了日(完済、貸倒、移管終了、本人以外弁済)から5〜7年間
・利用記録:利用日より6カ月間
これらは、個人信用機関情報の大まかな目安です。個人信用情報機関はいくつか存在します。それぞれの個人信用情報機関により多少異なります。
◎個人信用情報は、どのように登録するのでしょう…
加盟会員(クレジット会社等)が原則月1回登録を行います。登録は、磁気テープ、光磁気ディスク、パソコンによるオンライン、オンライン伝送システム等を用いて行われます。
個人信用情報は、原則月1回であるため、契約からクレジットカード利用まで、1カ月程度の期間を要すると思われます。登録・更新をリアルタイムで行っている消費者ローンもあるようです。
◎個人信用情報は、どのように利用されるのでしょう…
加盟会員(クレジット会社等)が、項目を入力します。氏名、生年月日、電話番号、紹介区分(クレジットカード、ローン、リース…)などにあたります。これらをキーワードにして、契約内容、支払状況、利用記録などの情報を得ることができます。