個人情報(年齢、家族構成、個人信用情報)
最近は、なかなか入手できなくなった個人情報ですが、クレジットカードを作る際には、個人情報は必ず必要です。個人情報を明かせないような人に、お金を貸すことはできないでしょう。そして、個人情報に個人信用情報も含まれているのをご存知でしょうか。俗に言うブラックリストです。クレジットカード会社の審査では、年齢や家族構成などの個人情報と合わせて、個人信用情報も調べられることを知っておいてください。
クレジットカードの審査における個人情報について解説しましょう。
◎いつも深く考えないで記入している年齢ですが、なぜ年齢を記入しなければならないのだろうと思ったことはありませんか。お店のポイントカードを作る時に記入する年齢は、クレジットカードを作る時の年齢と、ちょっと使われ方が異なるようです。 お店のポイントカードを作る時…年齢に合った商品を紹介したり、ポイントカードの持ち主本人であることの確認に用いられたりと、そんなに深い意味はないようです。 クレジットカードを作る時…年齢で収入の判定が成されてしまいます。20代後半から30代が一番収入の安定している年齢と高評価を得ることができるようです。若すぎると収入が少ないと判断されてしまいます。高齢であれば、収入もより高額であると思われがちですが、高齢は病気の心配がマイナスとなってしまいます。ここでは、高額であるというより、安定を重視した審査というわけですね。
◎結婚しているか・子供の有無もまた、審査の対象となっています。住居の関する審査において、同居人の構成項目で、家族との同居が高評価を得ることができるのを覚えていますか。ということは、結婚して子供を持っていた方が高評価…と思われがちですが、実はそうではありません。ここでは、可処分所得が少ないと見なされ、既婚の人が低評価の傾向にあります。つまり、本人の使うことのできるお金が少ないということで、低評価と判断されてしまうのです。住居に関する審査と合わせて考えると、居住年数の長い、本人名義の持ち家で、親と同居している、20歳後半から30代独身が、最も評価が良いというわけですね。ただし、独身が一概に高評価であるというわけでもありません。40代後半から50代で独身の場合、その人の人間性にマイナスがつくこともあるようです。
◎個人信用情報とは、いわゆるブラックリストです。ブラックリストに載ってしまうとクレジットカードを作れなくなる…と聞いたことがありませんか?これは本当です。個人信用情報機関で、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先に加えて、契約の日付と種類、契約の限度額と支払い回数、そして最も重要なのが、契約の支払い状況、利用残高、申込履歴と事故情報などを確認することができるのです。事故情報つまり遅延・滞納履歴や債務整理情報などが記録されていると、かなりマイナス評価になってしまいます。また、嘘の申請をしても、ここでバレテしまうということでもありますね。嘘の申請も致命傷です。逆に、今までの契約で返済実績があれば、高評価を得ることができるという事実もあるようですよ。