株式会社シー・アイ・シー
日本における大手個人信用情報機関の一つ、株式会社シー・アイ・シーを紹介しましょう。株式会社シー・アイ・シーは、主にクレジット事業を営む企業が会員となっている個人信用情報機関です。
◎株式会社シー・アイ・シーの設立
クレジットカードの前進は、昭和20年代の月賦販売であると言われています。昭和30年代に月賦販売会社が設立され、昭和40年代にはクレジットカードが誕生しています。これに伴い、信用調査を行う信用情報交換所が設立されることとなりました。これが株式会社日本信用情報センターです。クレジットカードのさらなる普及に伴い、昭和59年、信用情報交換所と株式会社日本情報センター、個人信用情報機関を一本化し、株式会社信用情報センター、現在の株式会社シー・アイ・シーが設立されることとなったのです。
◎株式会社シー・アイ・シーの加盟資格は…
株式会社シー・アイ・シーの加盟資格は、信販会社、百貨店、専門店会、流通系クレジット会社、銀行系クレジット会社、家電メーカー系クレジット会社、自動車メーカー系クレジット会社、リース会社、保険会社、保証会社、消費者金融業などに与えられています。
◎株式会社シー・アイ・シーの登録期間は…
個人信用情報には、登録期間があります。クレジットをお申し込みは、審査において不利となる情報の登録期間が過ぎてからをオススメします。
・クレジットの申込情報は、登録日より6カ月間登録されます。
・クレジット情報は、契約期間中および取引終了から5年間登録されます。
・利用記録は、利用日より6カ月間登録されます。
・申告情報は、登録日より5年間登録されます。
クレジット情報には、完済、貸倒、移管終了、本人以外弁済等の情報も含みます。完済の場合は良いのですが、それ以外の場合は、終了日から5年間、新規にクレジットカードの申込ができなくなると認識しておいてください。いわゆるブラックリストです。
◎個人信用情報の利用
個人信用情報を利用できるのは、加盟している会員と、提携する個人信用情報機関の会員のみです。提携する個人信用情報機関は、全国銀行協会が運営している全国銀行個人信用情報センターと、貸金業者を会員とする株式会社日本信用情報機構があります。
利用目的は、新規にクレジットやローンの申し込みを受け付けたときの審査、契約後に見直しや確認に限られています。また、消費者本人から情報内容について問い合わせがあったときにも利用することができます。